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土門拳を観に行く

武蔵野市立吉祥寺美術館(吉祥寺伊勢丹新館の7階)で土門拳の写真展を観てきた。
酒田の記念館でも観たが、100円でこれだけの展示を観られるのはうれしい。
仏像の写真は、やはり計算し尽くした光だと思えた。
今月16日までは前期。17日からは後期で、展示替えがある。

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コメント (2)

minabozu:

さいとうさん、こんばんは。

土門拳さんは元々画家志望だった写真家だったと記憶しています。横浜美術展覧会でも油絵が入選されています。

「カメラは道具にすぎず、写真を撮るのは人間である」と土門さん。当時の日本の写真界の双璧、木村伊兵衛さんは「写真はメカニズムである」と話されています。彼らが好んで使用していたカメラ「木村=ライカ」「土門=4×5や8×10の大判カメラ」とは全く別次元の事を話しているのだと考えたものです。

土門さんの梅原龍三郎を怒らせて写した話はあまりにも有名ですけど、現代の写真家で同じような事を出来る方は篠山紀信さんぐらいでしょうか?画家と写真家は日本での地位はなかなか同等には扱われません。浮世絵の版画は1枚限りの油絵であればもっと価値が上がったのかもしれません。フィルムが版画の代役みたいですね。デジカメはもっと1枚の写真の価値を下げちゃうかもしれませんね。

「筑豊の子供達」と「古寺巡礼」どちらも土門さんの有名な写真ですけど、筑豊の続編『るみえちゃんはお父さんが死んだ』を完成直後、脳出血を発症。1963年「古寺巡礼」の撮影を始めた時には2度目の脳出血では車椅子生活を送りながらも、弟子に指示しながら撮影を行っていたという事ですから、実は健康な状態での撮影期間はとても短かった写真家だったのかもしれませんね。

写真集『ヒロシマ』発刊は1958年なのですね。
50年も前の作品!
コメント長すぎ。すみませ~ん。

土門拳の著名人を撮った写真は今回も前期と後期にわけて展示されていますが、それぞれの空気感の違いが見えて面白いと思いました。
仏像も室生寺も、光が回ってきて、ここだという時に撮ってるのがわかります。たとえば、室生寺なら屋根のエッジのハイライトが出る時間帯を見てるとか。
仏像は、それが動く時を撮る。というようなニュアンスのことを彼はいっていたように思いますが、でも、ライティングしてるのもありました。逆に、ライティングしていない写真は輪郭がはっきりしないというか、コントラストが浅いというか。プリントの具合もあるのでしょうが、素人目にはそんな印象でした。
筑豊の子供たちを撮った写真のスリーブ(?)が合わせて展示されていましたが、それがとても面白かったです。土門拳でも、露出オーバーやアンダーをするんですね。しかし、それぞれのシーンでものになる写真を確実に押さえていることにも驚嘆したのは、いうまでもありません。

いろんな写真を観ることは、ものを観る幅を拡げてくれて面白いです。

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2008年01月07日 20:22投稿のページです。

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